
エラー対応も怖くない!初心者のためのバグ調査ステップと型化のコツ
はじめに
エンジニアとしてコードを書いていると、避けて通れないのが エラーやバグ。
「動かない!」「エラーメッセージが怖い!」と焦ってしまい、手が止まる人も少なくありません。
でも大丈夫。
エラーは「プログラムが何を嫌がっているか」を教えてくれる 大切なヒント です。
正しい調べ方や型を使った工夫を知れば、初心者でも落ち着いて対処できるようになります。
この記事では、
- バグ調査のステップを分かりやすく解説
- 型を活用してエラーを未然に防ぐコツ
を紹介します。
1. エラーは「敵」ではなく「先生」
初心者はエラーが出ると「失敗した」と感じがちですが、実際には 成長のチャンス です。
- エラーメッセージは教科書
- 原因を探る力はエンジニアの基礎
- 慣れればエラーを見るだけで修正案が浮かぶ
大切なのは「エラーを怖がらない」こと。
2. バグ調査の基本ステップ
2-1. エラーメッセージを読む
まずは画面に出たエラーメッセージをしっかり読むこと。
「〇〇 is undefined」「Permission denied」といった一文に、ヒントが必ず含まれています。
2-2. どこで起きているか確認
- ファイル名
- 行番号
- 関数やクラスの名前
これらを手がかりに、まずは「現場」を特定します。
2-3. 再現手順を明確にする
- どんな操作をしたらエラーが出たのか?
- 毎回同じ状況で出るのか?
再現性を確認することで、調査効率が一気に上がります。
2-4. 仮説を立てて切り分ける
- 変数の値が想定通りか?
- APIレスポンスは正しいか?
- 権限はあるか?
ログや console.log
、var_dump
を使って一つずつ確認します。
2-5. ググる(公式ドキュメント+Stack Overflow)
同じエラーで悩んだ人は必ずいます。
検索するときは エラーメッセージをそのままコピー するとヒットしやすいです。
2-6. 修正後は再テスト
直したと思ったら必ず再テスト。
「直したつもり」で終わらないことが大事です。
3. 型を使って未然に防ぐコツ
3-1. 型とは?
「この変数には文字列しか入れないよ」といった制約を設ける仕組み。
TypeScriptやPHPの型宣言などが代表例です。
3-2. 型を使うメリット
- コードの予期せぬ動作を防げる
- IDEが補完してくれるので開発がスムーズ
- チーム開発で安心してコードを共有できる
3-3. 型化の実例
例:TypeScript
function greet(name: string): string {
return "Hello, " + name;
}
数字を渡そうとするとコンパイル時にエラーが出ます。
例:PHP
function add(int $a, int $b): int {
return $a + $b;
}
型を決めることで「予想外の動作」を防ぎます。
4. 初心者がやりがちな落とし穴
- エラーメッセージを読まずにコードをいじる
- ググるときに「言語名」を入れ忘れる
- 型宣言を面倒がって全部
any
にする
これらは「余計に時間を浪費する原因」になります。
5. 効率的にバグ調査できる習慣
- 毎回のエラーをメモして、自分だけの「エラー辞書」を作る
- コードを書くときは「型をつける癖」をつける
- 再現条件を書き出してから修正に取り組む
これを繰り返すことで「エラー対応の筋力」が身につきます。
6. 中級者へのステップアップ
初心者のうちは「目の前のエラーを直す」だけで精一杯ですが、慣れてきたら次の視点を持ちましょう。
- 根本原因を探る:「なぜこのバグが生まれたのか?」
- テストコードを書く:同じバグを再発させない仕組みづくり
- コードレビューを活用:他人の視点でバグを防ぐ
まとめ
エラー対応は怖いものではなく、むしろ 成長の近道。
- エラーメッセージを読む
- 再現手順を明確にする
- 型を使って未然に防ぐ
この基本を守るだけで、初心者でも落ち着いてバグに向き合えるようになります。
エンジニアのキャリアは「エラーとの付き合い方」で大きく変わります。
今日から「怖い」ではなく「学びのチャンス」と捉えて取り組んでみましょう。
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