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Git初心者が最初に覚えるべきコマンド10選|これだけでバージョン管理の基礎が身につく!


はじめに

プログラミングを学び始めたとき、多くの人が最初につまずくのが「Git」です。
Gitはソースコードを管理するためのバージョン管理システムで、エンジニアにとっては必須スキルです。

ただし、初心者の段階でGitの全機能を覚える必要はありません。
まずは 最低限の10個のコマンド を使えるようになるだけで、日常的な開発には十分対応できます。

GitとGitHubは似ているようですが違うものになりますので、ごっちゃにならないように注意してください。

この記事では、初心者が最初に押さえるべきGitコマンド10選を、実際の使い方とともに解説します。


Gitとは?簡単におさらい

  • バージョン管理システム
     ファイルの変更履歴を記録して、いつでも過去に戻せる仕組み。
  • 複数人での開発に必須
     チーム開発では誰が何を変更したかを管理できる。
  • GitHubやGitLabと組み合わせて利用
     リモートリポジトリを使えば、世界中の人と共同開発も可能。

    👉GitHubやGitLabについてはこちらで説明しています。

👉 プログラミングを続ける限り、Gitは必ず必要になります。


Git初心者が覚えるべきコマンド10選

1. git init(リポジトリを作成)

新しくGitを使いたいフォルダをリポジトリにするコマンド。

git init

👉 プロジェクト開始時に必ず実行。


2. git clone(リポジトリをコピー)

リモートリポジトリをローカルにコピーする。

git clone https://github.com/example/repo.git

👉 GitHubのプロジェクトを手元に持ってくるときに使う。


3. git status(状態確認)

現在のファイルの状態を確認する。

git status

👉 変更があるのか、ステージングされているかを常に確認。


4. git add(変更をステージング)

変更したファイルをコミット対象に追加。

git add index.html

すべての変更を追加する場合は:

git add .

👉 コミット前の準備。


5. git commit(変更を記録)

ステージングした内容をリポジトリに記録。

git commit -m "Add new feature"

👉 メッセージは「何をしたか」が分かる内容に。


6. git log(履歴を表示)

これまでのコミット履歴を確認する。

git log

シンプルに見るなら:

git log --oneline

👉 変更履歴の確認に必須。


7. git branch(ブランチの操作)

ブランチを作成・確認する。

git branch new-feature

現在のブランチを確認するには:

git branch

👉 新機能を追加するときは必ずブランチを作成。


8. git checkout / git switch(ブランチ切り替え)

別のブランチに移動する。

git checkout new-feature

最近は git switch が推奨:

git switch new-feature

👉 ブランチを切り替えるときに必須。


9. git merge(ブランチを統合)

開発ブランチの変更をメインに統合。

git merge new-feature

👉 チーム開発では日常的に使う。


10. git pull / git push(リモートと同期)

  • リモートの最新情報を取得:
git pull origin main
  • 自分の変更をリモートに送信:
git push origin main

👉 GitHubやGitLabと連携する基本操作。


まとめて覚える流れ(初心者の作業例)

  1. git clone でリポジトリをコピー
  2. git status で状態確認
  3. git add . で変更をステージング
  4. git commit -m "作業内容" で保存
  5. git push origin main でリモートに反映

👉 この流れさえ覚えれば、基本的な開発作業はOK!


よくある初心者のつまずきポイント

  • コミットメッセージが雑
     →「fix」「test」だけではなく「Fix bug in login validation」のように具体的に。
  • ブランチを切らずに作業
     → main直コミットは危険。必ずブランチを切る習慣を。
  • push前にpullを忘れる
     → コンフリクトの原因。push前に git pull を習慣に。

Gitをもっと学ぶためのステップ

  1. GUIツールを使ってみる
     SourceTreeやGitHub Desktopで視覚的に操作。
  2. GitHubフローを理解する
     ブランチ→コミット→プルリク→レビュー→マージの流れを体験。
  3. 実際に小さなプロジェクトを公開
     ポートフォリオにもなる。

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